■日本の住民投票制度の欠陥
日本の住民投票制度の最大欠陥のひとつは、投票結果に拘束力がないことです。
20年前に行われた名護市民投票では、辺野古基地建設「反対」が過半数をとりましたが、日本政府はそれを無視。
投票結果に拘束力がないからです。
■住民投票の正当性
とはいえ、合法的に執り行われた住民投票の結果にはとてつもない「正当性」が付与されます。
20年前の名護市民投票で辺野古基地反対が過半数をとったという事実が辺野古基地反対運動が20年以上も続けられている根拠のひとつになっていることを否定する人はいないでしょう。
■住民投票が活発な沖縄
辺野古基地反対運動が続けられている沖縄県では、名護市民投票をから20年余を経た来年2019年に、辺野古基地の是非を問う住民投票が実施される予定です。
石垣島では、陸上自衛隊の配備をめぐる住民投票を実施しようという動きが始まっています。
海外の人たちからは、住民投票が活発に行われる沖縄は、日本の中では民主主義が発達した地域であるとみなされています。