住民発議による住民投票 & 無条件ベーシックインカム

CHダグラス『社会信用論』翻訳者・上岡みおが世界の賢人に学んだことをつづるブログ

カウフマン氏考案!政治参加するための指南書 グローバル・パスポート(20ページ目)

上岡みおによる、グローバル・パスポートの翻訳(20ページ目)。

f:id:kamio-kamio:20181017004453j:plain
画像引用:Global Passport to Modern Direct Democracy | International IDEA


 住民発議権をめぐる取り組み

  

■モロッコ

 

ロッコでは、2011年の憲法によって、住民による立法行動が権利として認められています(第14条)。

 

しかしながら、実施法が整備されていないため、住民は、この憲法上の基本的権利を行使できない状態に置かれています。

 

 

■EU(欧州連合

 

EU(欧州連合)では、「議題発議権」に限定されるものの、加盟国住民に対して、7つ以上の加盟国から100万人以上の賛同を得ることができれば、EU全域に適用される法案を提案できる権利が認められています。

 

議題を発議するためには、直筆署名あるいは電子署名によって、1年以内に100万筆以上の署名を集める必要があります。

 

2012年以降、EUでは60件を超える住民発議運動が起こりましたが、EUの政策決定プロセスに加えられるだけの署名を集められたのは僅か4件です。

 

直近の1件は、2017年夏に欧州委員会に提出された、グリホサートを主成分とする除草剤を禁止する法案でした。


にほんブログ村